ラオス便り第28回 ムアンロン、ムアンシン、シェンコック
9月10日にムアンロンに1泊し、ムアンロンから22km南西のシェンコックまで行ってきました。ムアンシンには多くの観光客が入っていますが、ムアンシンから17-B号線を南西に48km下ったムアンロンには観光客が入っていません。
ムアンシン、ムアンロンの両郡では、最近は中国向けバナナの栽培が急速に拡大しており、一部の水田までバナナ園に転換されています。ルアンナムター県では水田をバナナ園に転換することを禁止しているとのことでしたが、実際には、ムアンシン(シン郡)でも、ムアンロン(ロン郡)でも、かなりの水田がバナナ園に転換されているのを目にしました。バナナの栽培は中国業者が土地を農家からリースし、中国人の管理人がバナナ園の周辺に臨時の小屋を建てて住み込み直接管理しています。バナナの苗木の植え付け、収穫、その他、集中して労働力が必要な場合は地元の農民を雇用しますが、通常の管理は直接中国人の管理人が行なっています。

シェンコック(ムアンロンから22km)、メコン川対岸はミャンマー。ゴールデントライアングルからメコン川の上流約100km。シェンコックでは毎月2回、対岸のミャンマーから商人がものを運んできて市が立つとのことです。

シェンコック

ムアンロンの町にある道路標識。ミャンマーとの国境(シェンコック)まで22km

ムアンロンの町にある道路標識。ムアンシンまで48km

ムアンロンの町の風景

ムアンロンの市場風景

ムアンロンで急速に拡大されている中国向けバナナ栽培

ムアンシンでも水田をバナナ園に転換して栽培されている
ムアンシン、ムアンロンの両郡では、最近は中国向けバナナの栽培が急速に拡大しており、一部の水田までバナナ園に転換されています。ルアンナムター県では水田をバナナ園に転換することを禁止しているとのことでしたが、実際には、ムアンシン(シン郡)でも、ムアンロン(ロン郡)でも、かなりの水田がバナナ園に転換されているのを目にしました。バナナの栽培は中国業者が土地を農家からリースし、中国人の管理人がバナナ園の周辺に臨時の小屋を建てて住み込み直接管理しています。バナナの苗木の植え付け、収穫、その他、集中して労働力が必要な場合は地元の農民を雇用しますが、通常の管理は直接中国人の管理人が行なっています。

シェンコック(ムアンロンから22km)、メコン川対岸はミャンマー。ゴールデントライアングルからメコン川の上流約100km。シェンコックでは毎月2回、対岸のミャンマーから商人がものを運んできて市が立つとのことです。

シェンコック

ムアンロンの町にある道路標識。ミャンマーとの国境(シェンコック)まで22km

ムアンロンの町にある道路標識。ムアンシンまで48km

ムアンロンの町の風景

ムアンロンの市場風景

ムアンロンで急速に拡大されている中国向けバナナ栽培

ムアンシンでも水田をバナナ園に転換して栽培されている
ラオス便り第27回 ウー・タイ
9月13日、ポンサーリー県の最北端の郡ニョート・ウー郡の郡庁所在地ウー・タイに出張で行ってきました。 ポンサーリーの町には観光客が訪れていますが、ウー・タイには観光客が入っていません。ポンサーリーからブーンヌアまで40kmをもどり、ブーンヌアから砂利道を北へ90km進むとウー・タイの町へたどり着きます。砂利道なのでブーンヌアとウー・タイの間は車で2時間かかります。

(1)ウー・タイの町の全景(中央にウー川が流れている)

(2)ウー・タイの町の全景1(中央にウー川が流れている)
写真(1)と(2)でわかるように、ウー・タイの町は四方を山で囲まれた盆地で、中央にウー川が流れ、周辺は豊かな田園地帯となっています。最近では中国の業者との契約栽培でバナナやゴムが栽培されており、これまでの自給農業から経済・商業農業に向けて活動が活発になっています。

(3)ウー・タイの町の田園地帯を流れるウー川

(1)ウー・タイの町の全景(中央にウー川が流れている)

(2)ウー・タイの町の全景1(中央にウー川が流れている)
写真(1)と(2)でわかるように、ウー・タイの町は四方を山で囲まれた盆地で、中央にウー川が流れ、周辺は豊かな田園地帯となっています。最近では中国の業者との契約栽培でバナナやゴムが栽培されており、これまでの自給農業から経済・商業農業に向けて活動が活発になっています。

(3)ウー・タイの町の田園地帯を流れるウー川
ラオス便り第26回 「ラオス北部県での商品作物の生産と流通」
2010年11月22日から26日まで、ラオス北部のポンサーリー、ルアンナムター、ボーケーオの3県を
回ってくる機会がありましたので、その時の写真をご紹介します。
ラオス政府は農業セクターの重点政策として
①食料生産の保障、②商品作物の振興、③移動耕作の安定と持続的な森林の利用と管理、
を掲げています。政府は「商品作物振興」政策の一環として民間の投資を奨励しています。
これを受けて、ラオスの国境近くでは、タイ、中国、ベトナム、更にはラオスとの合弁企業が
投資した農産物の加工・貯蔵施設を通して、ラオス農産物の輸出が行われています。
また、ルアンナムター県シン郡のサトウキビのように、収穫したサトウキビをそのままトラック
に積んで、国境を越えて中国の加工処理工場まで運搬するケースもあります。
今回は主に、①ポンサーリー県の「茶」の中国への輸出、②ルアンナムター県シン郡の「コメとサトウキビ」の中国への輸出、③ボーケーオ県の「メイズ」のタイまたは中国への輸出についての写真です(「トウモロコシ」はウドムサイ県から中国へ、ホアパン県やシェンクワン県からベトナムへの輸出も盛んですが、今回の出張では対象外でしたので、次の機会にご紹介します)。

上2枚・左下写真シンサイ村(地元の人たちはシンサイ村というより、その地点で小さな川が合流しているので、
“パークナムノーイ”と言うそうです)。ウドムサイから約1.5時間(60km)、国道4号線(舗装道路)
を北へ進むと三叉路(シンサイ村)に到着、左折すればポンサーリーへの砂利道、国道4号線をそのまま
(右へ)進めば、ベトナム国境を経てディエンビエンフーに続いています(シンサイ村から約120km)。
右下写真・ブンヌアの町(ブンヌア郡の郡庁所在地)。ポンサーリーの飛行場はここにあります。
ポンサーリーまで40km。ポンサーリーの町(ポンサーリー郡、ポンサーリー県の県庁所在地)は山の中腹
にあるので面積が狭く、将来はポンサーリー県の県庁をブンヌアに移すとの計画があるそうです。

上左:ポンサーリーの町から4kmの地点にある「樹齢400年のお茶の木があるコメン村入り口(コメン村まで12km)」の看板。
上右:コメン村付近のお茶畑。

コメン村とお茶の木。 樹齢400年と言われるお茶の木。

左:コメン村のお茶を伝統的なパック?で販売している(コメン村の村長さんと村でお茶パックを売っているおばさん)。
右:ポンサーリーの市場で売っている観光旅行者向けのお茶パック。
遠くの山の中腹に見えるポンサーリーの町。

ポンサーリーの町の近くにある中国企業のお茶加工工場と施設。

左:コメン村にあった中国企業の看板(Tea Plantation and Development Projectと書いてある。)
右:ポンサーリーの市場の風景。

左:ルアンナムタ-からボーケーオへ(フアイサーイ)へ向かう国道3号線(約200km、3時間~3.5時間で行ける。)中国とタイの援助で建設されています。(全線完成は間近。)
右:タイと中国の援助で建設されているメコンに架かる橋。フアイサーイの町から約9km地点。工事は始まったばかり。ラオス側の建設工事は中国の建設業者。対岸のタイでは工事が開始されたのかどうか、良く見えません。

フアイサーイのイミグレーション。夕方5時、薄暗くなっても、旅行者はメコン川を渡って対岸のチェンコーンへ向かいます。

フアイサーイの町。

この地点からメコン川の対岸もラオス領。フアイサーイの町から南へ20km程メコン沿いに進むと、対岸もラオス領となる地点があります。ここから、サイニャブリー県のケーンターオ郡まではメコン川の両岸がラオス領となっています。

フアイサーイの町から南へ9km、現在、メコン橋が建設中の地域では4000ヘクタールと言われている面積でリゾートの開発が韓国の企業によって始まっています。

トウモロコシの乾燥・貯蔵施設。ラオスの民間企業の投資といわれていますが、裏ではタイの投資家が加わっていることは想像できます。トウモロコシの値段次第で、タイにも中国へも輸出するそうです。

フアイサーイの町外れにあるローカル向けの精米所。韓国の企業が買い取り運営しているとのことでした。
上記3枚写真:ボーケーオ県パウドム郡の水田灌漑施設。昔ながらに農民が建設した灌漑施設(木や竹を組み合わせて作った堰、ゲートのない取水口や土水路)を使っておコメを生産しています。

左:収穫したサトウキビを中国の砂糖工場(国境から40km)へ運搬。ルアンナムター県ムアンシン。
右:ルアンナムター県ムアンシンにあるラオス側国境イミグレーション。一般の旅行客は通行できません。

ルアンナムター県ムアンシンの町。

ムアンシンにある中国企業の精米所。最新式の精米機が設置されている。精米されたおコメはラオスでも中国にでも販売しているとのことでした。

ムアンシンに近い水田。ここの取水堰も農民が建設した施設。水田では潅漑水が十分行き渡らないところは中国向けのサトウキビを栽培しています。

ポンサーリーからウドムサイへ向かう途中の山の景色。雲がかかると焼畑は見えませんが、いったん雲が晴れると、収穫後の山肌が見えます。
回ってくる機会がありましたので、その時の写真をご紹介します。
ラオス政府は農業セクターの重点政策として
①食料生産の保障、②商品作物の振興、③移動耕作の安定と持続的な森林の利用と管理、
を掲げています。政府は「商品作物振興」政策の一環として民間の投資を奨励しています。
これを受けて、ラオスの国境近くでは、タイ、中国、ベトナム、更にはラオスとの合弁企業が
投資した農産物の加工・貯蔵施設を通して、ラオス農産物の輸出が行われています。
また、ルアンナムター県シン郡のサトウキビのように、収穫したサトウキビをそのままトラック
に積んで、国境を越えて中国の加工処理工場まで運搬するケースもあります。
今回は主に、①ポンサーリー県の「茶」の中国への輸出、②ルアンナムター県シン郡の「コメとサトウキビ」の中国への輸出、③ボーケーオ県の「メイズ」のタイまたは中国への輸出についての写真です(「トウモロコシ」はウドムサイ県から中国へ、ホアパン県やシェンクワン県からベトナムへの輸出も盛んですが、今回の出張では対象外でしたので、次の機会にご紹介します)。

上2枚・左下写真シンサイ村(地元の人たちはシンサイ村というより、その地点で小さな川が合流しているので、
“パークナムノーイ”と言うそうです)。ウドムサイから約1.5時間(60km)、国道4号線(舗装道路)
を北へ進むと三叉路(シンサイ村)に到着、左折すればポンサーリーへの砂利道、国道4号線をそのまま
(右へ)進めば、ベトナム国境を経てディエンビエンフーに続いています(シンサイ村から約120km)。
右下写真・ブンヌアの町(ブンヌア郡の郡庁所在地)。ポンサーリーの飛行場はここにあります。
ポンサーリーまで40km。ポンサーリーの町(ポンサーリー郡、ポンサーリー県の県庁所在地)は山の中腹
にあるので面積が狭く、将来はポンサーリー県の県庁をブンヌアに移すとの計画があるそうです。

上左:ポンサーリーの町から4kmの地点にある「樹齢400年のお茶の木があるコメン村入り口(コメン村まで12km)」の看板。
上右:コメン村付近のお茶畑。

コメン村とお茶の木。 樹齢400年と言われるお茶の木。

左:コメン村のお茶を伝統的なパック?で販売している(コメン村の村長さんと村でお茶パックを売っているおばさん)。
右:ポンサーリーの市場で売っている観光旅行者向けのお茶パック。
遠くの山の中腹に見えるポンサーリーの町。

ポンサーリーの町の近くにある中国企業のお茶加工工場と施設。

左:コメン村にあった中国企業の看板(Tea Plantation and Development Projectと書いてある。)
右:ポンサーリーの市場の風景。

左:ルアンナムタ-からボーケーオへ(フアイサーイ)へ向かう国道3号線(約200km、3時間~3.5時間で行ける。)中国とタイの援助で建設されています。(全線完成は間近。)
右:タイと中国の援助で建設されているメコンに架かる橋。フアイサーイの町から約9km地点。工事は始まったばかり。ラオス側の建設工事は中国の建設業者。対岸のタイでは工事が開始されたのかどうか、良く見えません。

フアイサーイのイミグレーション。夕方5時、薄暗くなっても、旅行者はメコン川を渡って対岸のチェンコーンへ向かいます。

フアイサーイの町。

この地点からメコン川の対岸もラオス領。フアイサーイの町から南へ20km程メコン沿いに進むと、対岸もラオス領となる地点があります。ここから、サイニャブリー県のケーンターオ郡まではメコン川の両岸がラオス領となっています。

フアイサーイの町から南へ9km、現在、メコン橋が建設中の地域では4000ヘクタールと言われている面積でリゾートの開発が韓国の企業によって始まっています。

トウモロコシの乾燥・貯蔵施設。ラオスの民間企業の投資といわれていますが、裏ではタイの投資家が加わっていることは想像できます。トウモロコシの値段次第で、タイにも中国へも輸出するそうです。

フアイサーイの町外れにあるローカル向けの精米所。韓国の企業が買い取り運営しているとのことでした。
上記3枚写真:ボーケーオ県パウドム郡の水田灌漑施設。昔ながらに農民が建設した灌漑施設(木や竹を組み合わせて作った堰、ゲートのない取水口や土水路)を使っておコメを生産しています。

左:収穫したサトウキビを中国の砂糖工場(国境から40km)へ運搬。ルアンナムター県ムアンシン。
右:ルアンナムター県ムアンシンにあるラオス側国境イミグレーション。一般の旅行客は通行できません。

ルアンナムター県ムアンシンの町。

ムアンシンにある中国企業の精米所。最新式の精米機が設置されている。精米されたおコメはラオスでも中国にでも販売しているとのことでした。

ムアンシンに近い水田。ここの取水堰も農民が建設した施設。水田では潅漑水が十分行き渡らないところは中国向けのサトウキビを栽培しています。

ポンサーリーからウドムサイへ向かう途中の山の景色。雲がかかると焼畑は見えませんが、いったん雲が晴れると、収穫後の山肌が見えます。





